【世界の動き】世界社会正義の日(World Day of Social Justice)

2012/3/5

1日1ドル未満で生活する人口は世界で10億人、またその3分の1がアフリカに生活するといわれています。この「貧困人口10億人」が意味することは、最低限必要な食事が取れず、安全な飲み水がなく、また保健・医療へのアクセスがなく、初等教育へ参加できない人が10億人-つまり、栄養失調や伝染病感染へ恐怖し、治療可能な病気の悪化に苦しみ、また読み書きのできないために不当な扱いを受けるなど、毎日10億人もの人があらゆる社会的・経済的苦難に強いられて生活しているということです。そしてこうした人々の半数は女性・女子であるという厳しい現実があります。

社会の不公正は、これだけにとどまりません。ジェンダー民族宗教文化の違いにより多くの人々が社会的差別を受けています。女性先住民移民難民障害者といった、いわゆる社会的弱者に対する社会の不当な扱いが多く存在します。世界に広がる不公正をただし、公正な社会を確立するためには、貧困の撲滅を含め、こうした多くの課題に取り組む必要があります。2月20日に迎えた世界社会正義の日は、この重要性を世界に訴えます。

今年6月には、国連持続可能な開発会議(Rio + 20)が開催されます。より持続可能で平等な社会を築くために各国・援助機関が集まり、これまでの開発成果を評価するとともに、新たな課題への取組みや持続可能な開発への政治的コミットメントを再確保します。また、ミレニアム開発目標の達成期限である2015年以降の国際的な枠組みも視野に入れた話し合いがなされます。