【世界の動き】2012年-世界協同組合年

2012/2/8

国連は2012年を国際協同組合年 (International Year of Cooperatives:IYC) と定め、社会開発と協同組合の重要な関係を世界に発信し、協同組合が社会・経済の発展にもたらす貢献を明示しています。

協同組合とは、個人が共通の目的を持って自主的に集まり、社会的、経済的なニーズを満たすために民主的な運営と管理を行う自治的な団体です。(参照:ICA / 2012国際協同組合年全国実行委員会)IYCが掲げるテーマである「Cooperative Enterprises Build a Better World (協同組合はより良い世界をつくる)」にあるとおり、協同組合はこうした民主的運営活動を行うことで、貧困削減、雇用創出、社会統合などを通してそれぞれの国や地域でこれまで社会・経済開発に大きく貢献してきました。

例えば、東アフリカのルワンダでは、紛争後の社会的・経済復興に向け協同組合が促進され、現在では非常に多くの元戦闘士や貧困層の女性、HIV感染者同士が社会的・経済的自立という共通目的に集まり様々な事業活動を行っています。組合長から財務担当など組合員一人一票を持って選出し、平等な意見発言権を持ち、民主的に協同組合を管理・運営し、自らの社会的ニーズに取り組んでいます。こうした活動は、協同組合員一人一人のみならずコミュニティ全体の社会的・経済的・文化的開発と発展に大きく貢献しており、ひいては国全体の飛躍的な開発と発展に大きく寄与しています。

協同組合は、「共通の目的」「自主性」「民主的運営」という特徴から、特に女性や若者、高齢者、障害者、先住民、また社会の弱い立場にある者たちの多くを社会・経済活動の参加へと促します。国連は、こうした協同組合が世界の貧困根絶の要因になりうることを認識し、ミレニアム開発、持続的開発の達成にそれが果たす役割を IYC を通して世界に広めると共に、協同組合の更なる成長を促します。(参照:国連決議

現在、世界各国では国際協同組合年に賛同し、様々な行事や会議が開催され、協同組合関係の法案が策定されています。詳しくは国連協同組合ニュース・ナショナル・イニシアティブから。(英語)