GAP 新年のごあいさつ

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

ジェンダー・アクション・プラットフォーム(GAP)は、昨年6月にHPを立ち上げ、7月6日に正式に発会しました。以来、多くの方々から応援をいただきましたことに心よりお礼申し上げます。
この6か月を振り返って見ますと、まず、GAPメンバー全員が一体となって実施した活動は「みんなのジェンダー塾」でした。この塾は、日本人のジェンダー・リテラシーの強化を目指す活動の一つとして、日常の出来事や社会現象を「ジェンダー視点」でとらえ、「ジェンダー」に関する知識を深めて自分の言葉で語れるようにするために企画したものです。9月から12月までの各月1回、個別テーマを取り上げて、一人一人の経験や考えを他の人々と共有し、「ジェンダー」についての基本的な概念と思考法を学ぶ「場」として参加型ワークショップ形式で実施しました。受講者は社会人男女を中心に大学生・院生も加わり、日頃「女であること」「男であること」にもやもや感を、また政策や政治家の発言、マス・メディアの報道に違和感をもっていた思いを、講師陣が提供する情報にぶつけ合い、毎回時間不足気味でした。このような塾へのニーズが高いこと、そのニーズの内容も多様であることを実感しました。次回開催のために参考にしたいと思います。
他の機関・団体の事業やNGOGAPメンバーが関わった活動は多種多様でした。いずれもGAPが掲げている事業内容に直結したもので、GAPメンバーのもつ知見・経験に対するニーズの表れだと感じています。本年は、このようなニーズを具体的に確認し、GAPならではのサービスをさらに提供できるよう、活動を進めていきます。
東日本大震災から10か月経った今、災害・復興プロセスを通して明らかになったことは、これまでの日本社会の仕組み、ガバナンス、ジェンダー規範を含む社会規範が、そのまま凝縮されて復興プロセスに反映されていたということです。しかし、この大規模災害は、日本人の生き方、価値観、日本社会の制度について、私たちに再考を促すような大きなインパクトを与えました。このような社会的転換期における復興への取り組みをジェンダー視点から分析し、その結果を社会に発信することは、GAPにとって重要な課題だと考えています。  

本年もどうぞよろしくご支援を賜りますようお願い申し上げます。

  ジェンダー・アクション・プラットフォーム(GAP)代表 目黒依子
                                           2012/01/04