【世界の動き】 国際防災の日(International Day for Disaster Reduction)

2011/10/13

10月13日に迎える国際防災の日では、毎年、地震や洪水、ハリケーンなど様々な災害リスクを削減するために一人一人ができることを世界に呼びかけています。今年は、Step Up for Disaster Risk! Campaign (災害危機に立ちあがろう! キャンペーン)の一環として、子供・若者をテーマに置き、災害リスク削減・対策における子供・若者の参加災害リスクを知る権利を呼びかけます。

世界では、毎年6650万人もの子供が災害により影響を受けています。予期せぬ災害により危機的状況に対応できない子供たちの心身への影響は大人以上に深刻だと言われています。しかしながら、多くの子供・若者は自分たちに迫りくる災害リスクに関する情報にアクセスがなく、自分たちにリスクをもたらす対策プロセスに参加できていません。今年3月に日本を襲った大地震・大津波では、地震対策訓練を日常的に実践してきた地元の中高生による迅速な対応が多くの生徒の命を救ったと言われており、子供・若者を災害リスク管理プロセスに参加させることの重要性を示しています。(参考:UNISDR)

リスク対策と対応、身体的・精神的影響、災害からの避難と復興などあらゆるレベルにおいて災害が及ぼす影響は、大人と子供・若者の間だけでなく男性と女性でも異なる影響を及ぼします。社会的規範など様々な要因により、女性・女児はより多くの健康被害や暴力に直面します。たとえば、世界141カ国に関する調査では、1981年から2002年の間、自然災害で死亡した女性の平均割は男性よりも多いことが分かっており、女性差別が存在する社会では、自然災害時の女性死亡率は男性より高いとも言われています。一方で、社会やコミュニティにおける復興で女性が果たす役割は非常に大きく、災害に強い国やコミュニティを構築するためには、意思決定における女性の参加が欠かせません。そのため2005年に開催された国連防災世界会議で採択された兵庫行動枠組2005-2015では、あらゆる災害リスク管理政策、計画、意思決定過程など災害対策・対応・復興の全ての過程に女性が参画することが組み込まれています。