【ご報告】みんなのジェンダー塾 第2回「マス・メディアとジェンダー」を開催しました!

2011/10/26

10月18日(火)「みんなのジェンダー塾」第2回マス・メディアとジェンダーを開講しました。育児休業中のパパさんが連れてこられた赤ちゃんの存在に和みながらも、前回同様、講義と参加型ディスカッションを交えた熱い2時間となりました。

冒頭で、目黒依子講師から、ジェンダーの社会化とそのメカニズムにおけるマスメディアの影響についての解説がありました。続く全体ディスカッションでは、女らしさ、男らしさ理想の女性、理想の男性女役割、男役割がマスメディアでどのように表現されているか、具体的な例を一人一人挙げていきました。その結果、新聞、TV(報道、ドラマ、CMなど)、広告、歌謡曲には実にたくさんのジェンダー表現が散りばめられており、私たちは日常的にそういったメッセージを受け取っていること、メディアの中のジェンダー表現に違和感を持つ人が多いことを再認識しました。

次に、それらのジェンダー表現の背景にあるマスメディアのジェンダー構造について、各種データを用いながら議論しました。そして、女性向け月刊誌の編集長を経て、現在は経済系の全国紙で活躍されているゲストスピーカーをお迎えし、それぞれの媒体でのご経験を踏まえ、現状と課題についてお話しいただきました。参加者の中にはメディアでご活躍中の方も多く、マス・メディアのジェンダー構造に関して活発な意見交換がありました。

どのようにジェンダー・バイアスを解消していけるか?という問いかけに対し、アメリカの市民メディアやイギリスのクオータ・アプローチ(公共放送の報道番組ではある一定の時間を国際ニュースに割り当てる等)といった制作サイドの事例や、受け手のリテラシーの向上など、たくさんのアイデアが出ました。私たちは日々、マスメディアというフィルターを通して膨大な情報・メッセージを受け取ります。それがいかに一人一人の、そして社会の価値観の形成に影響を及ぼすのかを深く考えた2時間でした。

次回(11月22日)は、グローバル・スタンダードから見る日本のジェンダー状況がテーマです。ジェンダーに関するグローバル・スタンダードに照らし合わせると、日本は今どのような状況にあるのか、また、それらのスタンダードを実現するために世界の国々はどのような取組みを行っているのかといった点を取り上げます。まだ若干、お席に余裕があります。メールにてお申し込みいただけます。件名を「みんなのジェンダー塾参加申込み」とし、本文にお名前、御所属先、参加日を明記の上、GAP@genderactionplatform.orgにメールしてください。お申込みと同時にGAPメール会員として登録させていただきます。第2回の締め切りは、11月19日です。(詳細はこちら

【第2回参加者の声】

「あまり深く意識してメディアを見たことがなかったため、講義を聴いて驚いた」「参加者各自の気になるジェンダー問題を共有でき、理解が深まった」「ゲストスピーカーの話が面白かった」「実際にメディアの現場に携わる方々の意見を聞くことができて有意義だった」「NGO、国連、メディアと多方面の方の意見に刺激を受けた」「『ジェンダーの社会化』というキーワードについて知ることができて良かった」「社会化の過程で、家・学校・メディアの影響が大きいことを知り、日本国民の再教育が必要だと思った」「もっと多くの女性に参加してほしい」「意識してジェンダー問題に向き合う貴重な時間」「もっとじっくり講義を聞きたい、『一日ジェンダー塾』を開講してほしい」