【世界の動き】世界難民の日

2011/06/20

6月20日は、国連に制定された「世界難民の日」です。(詳しくはこちら

紛争や自然災害、政治的・社会的差別など様々な理由で住む家や土地を追われた人々、難民・国内避難民は、世界で3600万人以上と言われており、そのおよそ半数が女性・女児とされています。彼女たちは、ジェンダーに基づく差別や不平等が原因でこうした強制移動を余儀なくされ、また土地を追われ難民となったことでジェンダーに基づく差別や不平等にさらに直面します。

家や土地を追われ難民となり、難民キャンプでの生活から故郷への帰還-こうした強制移動のサイクルの中で、女性・女児の多くが繰り返される差別と暴力に直面しています。例えば、紛争下では、武装集団の性的暴力の対象となり、また多くの開発途上国で女性・女児の役割とされている水汲みや薪取りに出かけることも、紛争下では彼女たちをより危険にさらす追加要因となります。キャンプ生活においても、彼女たちは様々な暴力の対象となり、また適切な母子保健 / リプロダクティブ・ヘルスなど女性・女児特有のニーズへのアクセスが不足するなど、多くの問題を抱えています。故郷への帰還後も、基本的人権や自立に必要な賃金労働へのアクセスの制限などの困難に直面することが知られています。

ジェンダー問題と難民問題は密接に関連しています。そのため、移動を余儀なくされ、ジェンダーの不平等により大きな影響を受ける女性・女児たちにとって、宗教や年齢、ステータスに関係なく、難民、国難避難民、移動を強いられた人たちを含む全女性の地位向上と女性に対する差別撤廃を推進する国連・女性差別撤廃条約 (CEDAW) は非常に重要な国際条約です。また、女性と平和、安全に関する安保理決議13251820(紛争下における女性に対する性暴力に焦点)、18881889 は、紛争が女性・女児に及ぼす特有の影響を明確にし、更に紛争解決と予防、平和構築、平和維持へ女性が果たす役割を明言しています。